すってんころりんロングドレス物語
麻ちゃんがくれたロングドレスが可愛い。「わーい明日着よう!」。明日が今日になった。さて靴は?裾が長いから高さが必要。鼻緒用の不思議な靴下を履き、ずっと前に美佳ちゃんにもらったトリーバーチのサンダルにつま先を入れる。高い(高さがある)靴は不安な年齢だが「まぁなんとかなるかな?」とノロノロと出かけた。
朝イチから予定の多い日だった。二つ終わって会社に戻り、龍ちゃん(SRE‘S代表)のコラボを賞賛するため、木村(龍之介)さんとKITANOBLUEローンチイベントに向かう。場所は近所のトランクホテル。ゆっくりしか歩けない事を木村さんに弁解する。
「ノロノロしててごめんなさい。このドレス昨日もらって、かわいいから着たくて、長いから今日靴が……あ、ああああっ!!!きゃぁあぁぁっっ!」
説明しながら歌舞伎役者のようにオットットー!と3段階くらいに尺を取った。そしてダァーん!!!地面は目の前にあった。すっ転んだのである。
「きゃぁあぁぁっつ!」
「だ、大丈夫ですかっ?」←木村さん。
「大丈夫…あぁ、じゃないです、、ね。サンダル壊れました…( ;∀;)」
「ど、どうしますか?」←木村さん
「一旦会社戻って違うの履きます。なんかあると思うから…あ!真以美さんがくれた下駄がある!あれ、履きます」
と言って、裸足で歩き始めた一歩二歩…さんぼ、よんほ…目くらいで木村さんが言った。
「僕、取ってきます!どこですか?」
時間もおしちゃうし、甘えようと決めた。道端の電信柱に尾行中の刑事のように寄りかかる。キューピーさん(のビル)の角から木村さんが現れるのを待つ。
来た!走ってる!
たぶんきっとおそらく、私の残りの人生で、私に向かって全速力で走ってくる男子はこの日この時の木村さんが最後だろう。写真を撮っておくべきだ。
カシャ!
早い!
カシャ!
ありがとう木村さん。
引き伸ばしたら見たことないほど笑っている。いい写真。
無事到着。
龍之介さんと龍一さん。
センターたけしさん。影のみ。
その晩、英語の授業のあと、ともこちゃんとの待ち合わせ前に道玄坂のアディダスに寄った。これからはロングドレスでもスニーカー(普段はね)。選んだのはスタンスミスより少しだけ底のあるニッツィア。大阪・大分もこれで行こう。オレンジのラインがかわいい。
真以美さんにもらった下駄。
(ありがとう!真以美さん)
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