タイムボックス
だだっ広いトランクルームがあるのを良い事に、2011年の引っ越し時には中もろくに見ず、ただ荷物を積んでいた無精者。
がしかし、今回はそうもいかず、トランクルームの旧い箱を開けるまでに来た。
実家も自分の家も、兄の借金で無くしてしまったので、とりあえずね!と置く場所がない。今回の引っ越しで人生を変える決心で、持ち物をとことん減らしている。
可能な家具は息子と分散、趣味の家具セットは友人宅に嫁入り、和箪笥と和装一式は亡き母の友人宅に下宿。大きなモニターとテレビチューナー&DVDプレイヤーは友人の娘さん、ブラインド2セット、PCデスク、大事だけど使わない食器などは各々友人が引き取ってくれた。
「かわいい❤︎」というキーワードで集合した小物たちはブリカマが段ボール5箱くらい受け取ってくれた(ありがとう!)。
壊れたセラーは小物買い取り業者さんにあれこれ買ってもらいつつ代金相殺で引き取ってもらった。中のワインやその他お酒類は、貴重な一本2本を残すのみで売り、大きなトランクに代表される買うだけ買ってしまったブランドのバッグ類も専門業者に売った。
決心に時間のかかるコレクション類は新居での荷ほどき時にジャッジ。今、特大段ボールの中でひしめき合って、おもちゃ屋さんの引取りを待っている。
そんなこんなで、ハードルを下げ、たくさんの物を手放したが、こういうものは無理。。(。-_-。)
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私が作った息子のパジャマやパンツ。
初めてのバスケットシューズ(息子関連)。
七つのお祝いの着物(私)。
お宮参りの着物(私)。
母が編んだ(かぎ針編み)毛布(息子関連)。
まだレイダースがオークランドだった時のよだれ掛け(息子&息子の父関連)。
「古い」は捨てられるが「旧い」は捨てられない。
地下のタイムボックスには、もちろん写真もいっぱいあった。湿気でダメになっているものはじゃんじゃん捨て、生き残れた写真たちは、この先ヒマ潰しにアプリでカシャカシャ、データ化してから捨てようと思う。
七五三はまだしも、お宮参りの着物には、背筋が伸びた。絽で出来ていて五つ紋。昔はレンタルがないから、こういうものはお金がかかっただろう。たいして金持ちでもないのに…涙(ちゃんと生きて、ちゃんと死のう)。
旧い物は愛が溢れていて、凄いエネルギーなので見終わると表面上は疲れるが、中の人が元気になる。
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退去まで後3日。作業ができるのは後2日。ラストスパート前のリセットにこのブログを書きました。
やっぱり書くとスッキリします。
いろんなことが落ち着いたら、また書けるようにお部屋を創ります。
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