「ト音」大阪公演②

劇団5454には、大阪出身(関西出身)のメンバーが4人います。今回は一足先に大阪入りをして(都合2回)街を回って宣伝活動をする予定である、という事で、彼らの顔が大きく入っているビジュアルのリクエストがありました。チラシのデザインを両A面にして、大阪出身である4名を含む先生たちを白いモヤの中に置きました。不穏な雰囲気も感じさせ、作品の持つ「教師とは、大人とは、一体なんだ?」という部分を感じさせる事ができたと思います。

ポスターも同じデザインです。持って回る、という事でいつもの何倍も印刷しました。猛暑の中足で稼ぐ、地回り=飛び込み営業は、正直大変だったと思います。自分のためだから当然と言ってしまう事もできますが、仕事を休んで頑張る彼らは「曇らない(嘘のない)」大人だと思います。すごい場所にいくには、小さな事を続けるしかない、とイチロー選手が言っていました。結果を出した人のその言葉は毎日わたしを励ますし、彼らを見ていてもそう信じる事が出来ます。
一昨年の初大分で、もう退団してしまった工藤君が身を粉にしてお母さんと宣伝に回っていました。アウエー公演の成功には、それが欠かせない事を、彼が置き土産にしてくれたと思います。昨年の大分、大阪、今年の大阪は、地元出身メンバーを中心としたメンバーの努力とご家族の愛ある応援、街の皆さんの励ましで劇団の名前がまた少し広がりました。メールやwebが当たり前の昨今、相手の方にもご迷惑になりませんものね、という綺麗事より、私然り、迷惑なくらいしつこい人と出会いたい気がします。


ポスターと先生役達
心を開いてくださった皆さん。
写真が届くたび、私はちょっとウルウルしてました(涙もろい年頃です)。
全部の方々ではなく申し訳ありません。