「ト音」大阪公演

劇団5454の公演パンフレット(タブロイド新聞仕立て)を作ったので(キャップですね。新聞だから)販売とPRで大阪公演に帯同しました。行ってわかったのですが、HEP HALLで演るということは凄い事ですね。きれいで大きくて、びっくりしました。お運びくださった毎日新聞社の方が主宰(息子)に「ここは大阪でも名前のある劇団が2〜3日しかできないところ。東京から来て、しかも5日間公演って、凄いですね」とおっしゃっていたとデスクから聞いて、あぁやっぱり、相当背伸びしたなぁうちの息子は、と思ったのですが、そのお言葉に対して「HEPでの公演は大阪出身のメンバーのひとつの夢だったので叶えたかったのと、例えば初日に観に来てくださった方の評判を聞いて、観たいと思ってくださった方がいてもあぁもうやってないんだ、という事では申し訳ないので」と答えていたと聞き、感服しました。とは言え彼らは趣味でやっている訳でないので予算というものがあります。主宰から聞いていた数字に届くか否かを日々追っていたのですが、千秋楽の夜、最終データが予算きっかりだったのを見て、すごいなぁ社長やってもらおうかしら、と一瞬思ったほどです。

物販は今回、DUNKWELLさんという本名を言えば周知の方が、漁介のファンだからと、快く破格でデザインを請けてくださり、新聞は、弊社のデザインスタッフがデザインはもちろん、題字を書してくれたり、校正もとことんやってくれて、全てとても素晴らしいものになりました。

現場では、役者が芝居に集中できるよう、制作陣は当日さん含め細かな事に気を配り、おなじみの照明さんはじめ、美術さん、音響さん、舞監さんは、実に見事にプロのお仕事をなさっていて、はたで見ていてすごく安心できました。今回お休みの森島が笑顔でチケット受付にいる、退団した竹間さんがTシャツ着て物販にいる、大阪メンバーのご家族とご友人が連日来てくださる、等など、とても大きな温かな人の輪を見ました。大阪は台風で大変でした。続き北海道も地震で大変な事になりました。今回、公演を行えた意味、意義、責任を、劇団と共にきちんと感じて行きたいです。お客様への感謝は劇団メンバーが心を込めて申し上げるものにおよびませんが、お運びほんとうにありがとうございました。そして、現地宣伝にご協力くださった大阪市の皆様、劇場関係者様、マスコミ各社様、ありがとうございました。

最後に、スタッフさん、客演さん、劇団メンバー、そしてエルラブメンバーおつかれさま!ゲネから笑って泣きました。

今夜も思い出す藤と秋生の「お願いします!」。大人と子供は、お互いにしか見えない幻。戸井先生の台詞は、そんなリアリティがすごく響きます。平成の終わりまで続く「ト音」ツアー。大分、東京をお見逃しなく!