男たちの「少年の庭」⑥藤田和久さん

少年だった男たちの観劇後の想い。(藤田さんの庭はアイススケートリンク)

「多分…久々の長文になると思います。
お許しくださいませ。
本日、ある時代の戦友のご子息が、作・演出する「少年の庭」という芝居を観る機会を与えられました。
結論から言いますと…私の同業、及び幼児教育も含めた学校教育関係は、全員…観ることをお勧めします。
ただ、間違えないでいただきたいのは、その芝居から、何かを学ぶのではなくて、めちゃくちゃ前頭葉を回転させて「考える」事です。
ネタバレしたくはないのですが生きるっていうことの中における「目的」と「原因」について、この一年ぐらいめちゃくちゃ真剣に研究し、言葉化しようとしていた僕に、シンクロする(シンクロとは失礼、お詫びします。春陽先生。)台本と役者の皆様の言霊。
少なくとも、僕はまだ春陽先生の問いかけに、明確にレスポンスできません。
悩んでいます。
つくづく感じたのは、僕の業界の皆さんが、自分達の担わなければならない、領域と深さについて再認識…いや、ちゃんとわからなくちゃダメだと思いますよ。
頭カチ割れるくらい考て〜と、完全に、問題提起されてます。
僕は素人なんですが、このカテゴリーで勝負する春陽先生に、心から敬意を表します。
きっと役者さんへ、プレゼンするのもご苦労されたことでしょう。
劇中、何度も繰り返される、「誰かが… 」 そうですよね。
春陽先生は、始めたのですね。
僕も心新たに致しました。
もっと分かりやすく表現したいのですが、そうすると、原作と役者さんに失礼に感じます。
あっ、もう一つ最後に。春陽先生は、母上にとても愛されておられる。
僭越ながら…大切にしてくださいませ。
りんだ様のこと」