通知票

友人は悩んでいた。
ドヨーン…ドヨーン…。

「実はわたし、そんなに明るい人間じゃなくてね。これがデフォルトなの」

えーなに?デフォルトー?

なんかカッコいい言い方!

でもちょっと待って。

悪いけどわたしもそうだし、っていうよりわたしのほうがむしろ絶対暗いし!


ってことで証拠を探してみた。

小1の通知票。

4と5が並び、授業の内容は理解していたようだ。が、3学期全てバツをもらっている項目がある。この欄は特筆箇所であるから「著(いちじる)しくそう」でなければマルもバツも入らない。つまり私は授業中「きおくれせずに話すこと」が全くできなかった7歳なのである。

生活面は文章で特記されている。
「お友だちとも仲良くでき まじめなよい子です。遊びや生活の決まりがよく守れます」おーっと、社会性があるじゃないか?えらいぞ、ともちゃん。

がしかし、在りし日の母情報によると、先生は母にこう言ったそうだ。

「ともちゃんは私と話をしません」

( ̄▽ ̄)…

オトナトハ話サナイ
話シタクナイ

そして母いわく「ともちゃんはおとなしい子」で、家でも無口であったという。


ほら?どぉ?
わたしの勝ちじゃない?(無駄に


してこちら、社会(幼稚園)デビュー前でありながらも、すでに「気のいい社長さん」風を吹かす、がデフォルトの2歳児。

※この写真は1989年のニッポンにて、この子どもの母によって撮影されたものです。写真をクリックしてください。この子どもの現在の情報がわかります。