夏期講習②
この三日間、何の講習に行っていたのか、と言えば「オリーブオイルソムリエ」である。数ヶ月前にジュニアの講習を二日間受けており、今回は本科。ジュニアソムリエからソムリエへのステップアップが目的。
講義はひとコマ90分。1日目3コマ10時半から18時10分、2日目4コマ9時半から19時30分、最終日2コマと筆記&実技試験9時半から17時。朝からの授業と試験勉強。何十年ぶりだろう、こういうの。教科書を入れたリュックを背に、銀座へ「通学」するのはなんだか楽しくもあった。
そして最終日の今日、筆記試験40分実技試験12分を終えた。実技というのはテイスティングで、3種類のオイルからディフェット(欠陥)を選ぶというもの。結果、残念ながら実技は再試験。神経質になりすぎて2種類をディフェットとしてしまった。
ひとつは間違いなくディフェット。もうひとつは迷いに迷って、書いては消し、また書いては消し、「後1分」のコールの時に「やっぱりいっとこう!」と書いてしまった。ディフェットじゃないとわかった時、ほんとに悔しくて、ハーマイオニーに「逆転時計」を借りられたらなぁ!という気持ち。立ち直るのにちょっと時間がかかった。筆記の合否は9月1日にメールでくるので、再試験が筆記と実技なのか、実技だけで済むのかは、それまでわからない。
試験の後、理事長から「オリーブオイルソムリエの仕事と責任」について講話があり、なればなったで大変だし、このままならないという選択もあるなぁ、と後ずさりぎみの気持ちもあったけれど、試験に出そうなスペックのノート作りや暗記、朝から晩までの講義を一番前の席で全く居眠りせずに聴講したことを思うと、やはりひとつの結果にしておきたいとすぐに思い直せた。
一緒に講習を受けていたゆっこ(アジト計画社長)と銀座まで来てくれたチバちゃんと3人で、「終わったねー!」とスパークリングを飲み、和牛を食べ、帰路についたのであるが、なんとリュックが肩に重すぎて背負えない。朝は普通に背負っていたのに、メンタルにおける相対性理論というか、気持ちの変化で重量感がこんなに違うものかと、最寄りの駅から朝の倍くらい重くなった(気がする)バッグをやっとこさ持ちながら(背負うと肩への負担で気分が悪くなってしまうため)、とぼとぼと歩いた。花屋で花でも買って、自分を励まそうかとも思ったが、交差点のはす向かいに渡る力もなかった。
「冷静に考えれば、正解できたのになぁ」「あぁ、重たい・・・でもこの重さが資格の重みに違いない」「しかし・・・60歳手前でこんな風にチャレンジする自分は好きだからいいや・・・」「アルツハイマーの予防について聞けたから、みんなに教えよう」などなど、考えながら歩いていたら、知らないうちに泣いていた(笑うとこ)。
帰宅後、いったいこのリュックはどれくらいの重さなのだろうか?と思い立ち、計ってみた。なんとたったの4.3kg。息子生まれたてで4065g。ええええ???そんなもん?
10kg以上ある息子をこんなに軽々と抱いていたのに!
再試験に向けて復習もしないといけないし、テイスティング指導を受けようかなとか、考えながら、これを書いてる。机の上には分厚いテキスト。その隣は英語セット。そう、こっちもやらないと・・・。そして、仕事も・・・あ、部屋の掃除もetc.・・・
確実にもう若くない(笑)
もっと歳を取ったらやっぱりここで暮らしたい。
マイアミ♡
0コメント