オセロターン
自分では気づかないうちに、他人を傷つけることがある。なので、自分が傷ついたときは、その人を許しなさい、と、教会で教えてもらった。許さなければ自分も許されないのです、と。
なので私は「とにかく許す」と決めている。
同じバランスで、人を褒める。褒めなければ、褒められないだろうから(笑。
ずーっと優しかった人が、一回でも意地悪をすると「なんだ、意地悪だったんだ」と言われる(思われる)。逆もまたしかりで、ずっと意地悪だったくせに(笑、ある日一回優しかったりすると「ほんとは優しい人なんだ」と思われる(ラッキーな人だ)。
こういうことを「オセロターン」と私は呼んでいる。一枚のチップがそれまでの全部をくつがえしてしまうからだ。
私はこの「オセロターン」を自分に禁じている。今はもう心が遠く離れてしまった人も、その時々に愛や優しさはあり、それを忘れてしまうのはとても失礼だと思うからだ。過去たくさんの白いコマが、今打たれてしまった一枚の黒いコマを、白にターンさせてくれることだってあるし。
先ごろ「ちょっと人としてどうなの?」と思う出来事があり、数日たったがまだくすぶっている。オセロターンは禁止だが、コマは確実に黒。その話を昨夜友人にしたら、隣のコマをパタンと黒に返した。そうだよね、誰から見たってこれは黒だよね。
昨日はヘロヘロに酔い、友人の話もとても大事で結構熱く語って涙も流したのであるが、目覚めて今思うのはそれじゃなく(友達よ、申し訳ない)自分に起こったその事件のほうである。
うーん…どうしたものか。。
*
ところで、昨日友人にご馳走になったのはジンギスカンであるが、熱く語って泣いた場所はいつも大人を気取って飲んでいる私の行きつけのバーであった。たぶん、私はバーテンダーの彼にオセロターンをされたと思う(笑。いつもは送ってくれないのにエレベーターまで来てくれてたから。
まずいなぁ(笑。
いや、あのね、私はほんとはね、そんなに酔わないし、泣かないのよ?聞いてる?聞いてないよね?
…苦笑
昨日のお店。
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